磁石落下地震予知実験



 誰にでも簡単、即実行に移せる地震予知の実験をここに紹介したい。
これは今、最も警戒すべき活断層直下型の地震にこそ、その予知効果を発揮すると思われる実験である。
 根拠となる難しい理論を抜きに、ごく簡単に説明したい。地震発生には先立って断続的な地電流が地殻及び地表を流れるが、それが地表から地震性パルス磁界を形成して様々な作用を及ぼしている。これを応用するものである。

1)用意するもの
 掲示用ボタン磁石、紙数十枚
(2)実験準備・開始
 ボタン磁石で鉄板に紙を挟めて吸着。紙を重ねていって磁石が落ちてしまった数量の紙から、その10%以上

 (10〜30%で数タイプ準備できれば尚良い)を減らした枚数が実験用の数量となる。出来れば二方、四方と複  数の方位に向けて磁石を垂直に吸着して欲しい。
(3)判断
 ある日ある時、その磁石と紙がバッサリ落下していたら地震を疑う。
 落下から近郊で何日後にどの程度の地震があったかを記録する。この実験で落ちた磁石から震源方位を推定す
ることが可能となる。また地震の規模と震源の距離によって、落下するしないを知ることができるようになる。全方位の磁石が落下、或いは強めの吸着磁石が落下した際には、近く近郊の強い活断層地震を疑うことができる。
 (磁石が落下しても、地震発生までには2、3日の時間があると思われるので、落ち着いて対処すること。)

 以上の実験は、
     筑波大学名誉教授・坂柳義巳著

        『地震予知は出来る――それはあなたが主役です』(近代文芸社刊)
                                           から紹介したものです。

 尚、教授によれば、これで自分の住むところの活断層地震は99%予知が可能だという。


2000 06/08 00:30  


●●ANS観測の原点、安政江戸大地震の磁石落下 !!●●
 石田氏が提唱されている磁石を用いた観測ネットワーク「ANS観測全国網」は、非常に興味深い新しい試みだ。
 磁石と地震についての古い記録は、安政2(1855)年10月2日の夜、江戸とその近郊を推定M6.9の直下型地震が襲った「安政江戸大地震」についてのルポルタージュ、『安政見聞誌』(安政末の1860年頃発刊)にある。この大地震では江戸だけで約1万人の死者が出ており、これは当時の江戸の人口100万人のほぼ1%に相当している。
 この安政見聞誌の中では、浅草の眼鏡屋が長さ三尺あまり(約1m)の天然磁石に釘などをつけて店の看板代わりにしていたところ、ある夜、磁石についていた釘が全部落ちていた。安政江戸地震はその約2時間後に発生。地震後には異常は全く見れなかったというのだ。
 こうして安政5年(1858)には、佐久間象山によって馬蹄形の磁石の下に鈴をぶら下げた鉄片を吸い付け、これが落下すれば音がなる仕掛けの「人造磁ケツ」なる地震予知機が製作された(安政見聞誌の中には、天然磁石を利用した地震計の図も載っている模様)。つまり、「ANS観測法」の原点はここにある。
 また気象学者の高木 聖は、磁極を反対にして張り付けた2つの棒磁石からなる無定位磁力計を考案している。これは地震の2〜3週間前に動くものとされ、1959年には国会でもこの装置を採用するかどうかが議論されたらしい。
 佐久間象山による磁石を用いた地震予知機が地震を予知したという話はないが、しかし、発想そのものは決して間違ってはいないものと私は思う。この天然磁石が大地震直前に磁力を失う性質は、震源から発した電荷による地震性磁界の影響を受け、磁石と磁着物間の磁力線が乱れた結果、落下する現象だろう。問題は大地震でのみ落下する程度を見つける磁着強度のその程度にある。
 私はその微妙な程度を上手く見つけることさえできれば、大地震にのみ反応を示す効果的な装置ができる可能性があるものと思う。この場合は佐久間象山のようにガッチリ鉄片をつけてしまうと当然、落下することがなく失敗するが、だからといって、あまり敏感に反応するようにしてしまうと、かえって他の電磁気観測の波形のように絶えずノイズの誤認と闘い、識別しなければならない羽目になる。蓄積されたデータはないようなので、今後、発生地震との関係の中でその程度が見つけられるようになるものと期待される。
 地震予知の目的は震災レベルの大地震にある。小さな地震に反応し過ぎることは、観測上の無駄が多く、逆に大地震の前兆の見分けの問題が出てきてしまう。

『地磁気の異常  
b)安政見聞録の磁石から落ちたクギは磁気異常か静電気異常か?
 安政見聞録の「地震の前に磁石についていたクギが落ちた」という話は有名である。上に述べたように、地震前兆の地磁気の変動は小さいことが地球物理学者によって知られており、昔の弱い磁石に付いたクギがP波の振動で落ちた可能性も指摘されていた。しかし、震央付近には大きな電荷が現れるとすると、安政見聞録の「落ちたクギ」も電磁気異常として説明できる。電磁気現象説に基づく実験として、磁石とクギに静電気現象により電荷を持たせると、クギの間の反発力やクギと磁石との反発力で釣り合いが崩れてクギが落ちる。このように、この仮説に基づけば、実験で「落ちたクギ」の現象を再現できる(Naturwissenchaften 84 (1997) 539-541)。』
――――――[第2章 宏観異常現象の分析と評価] (2003 01/21 01:38 更新)    


●●磁石を用いた地震予知にトライしよう !!●●
 以前から強く関心を抱いていた磁石を用いた地震予知ということで、今、全国に観測モニター参加者を募って詳細なデータを調べようとされている、石田氏によるサイト「ANS全国観測網」の構想は大変ユニークで期待も大きい。
 私も先月の後半より登録してモニター参加。これを機会にそれまで放っておいた、あまりに適当なボタン磁石の設置を、今回は新たにやり直しを計った。東西南北へ正確に向けた計4個のボタン磁石を垂直に鉄板に着けている。磁石の固着強度は、鉄板との間を落下するギリギリからその約10%減にした厚みのゴムを挟めて留めている。これで少々の振動などでは落下しないが、強い地震による磁界影響には反応して磁力が減衰して落下することを期待しているわけだ。
 磁石は鉄板にガッチリ着けるのではなく、当然、地震前兆の微弱な地震性の磁界影響を受けるよう、そして頻繁に振動などでは落下しない程度の弱い強度にて固着しておく必要がある。それと地震性磁界の磁力線の向きはビオ・サバールの法則といって地面に平行の流れで、上下方向には磁力の変化は無いという。であるから、磁石は真下に着けて落下を狙うことは間違いだ。あくまでも垂直に着けることが重要。
 もう一つは、壁の柱に方位磁石を設置(もちろん水平に)し、こちらも磁針の変化を捉えようとするのが狙い。方位磁石の方が敏感に反応することが期待できると思う。逆にノイズ影響も敏感なので、周囲の永久磁石や電磁波の発生源などにも注意しよう。
 磁石異常にみる前兆観測は、遠地地震ではその影響は考えがたい。地電流から生ずる磁石の磁力が減衰するほどの地震性磁界は、震源が遠くては望めないだろう。よって距離的な限度から、これはいわゆる直下型地震や近地地震に対応する観測であるといえる。
 今後、もしも異常変化が確認できた場合には、更新情報で報告したい。  

 それから一応、試しにと電子レンジのすぐ側(正面)で、方位磁石の針の変化について確認したところ、スイッチのON−OFFで約マイナス5度の変化があった。これが本当にマイクロ波など電磁波の作用が原因しているのかは分からない。繰り返し確認したので、電子レンジの可動で変化したことだけは間違いない。因みにボタン磁石の落下式タイプは、このような電磁波などでは落下しなかった。ついに中にまで入れて実験したところ、ステンレスから火花が飛んで慌ててスイッチをOFF、ギャー恐い! 結局、こんなことでは磁石の落下はなかった。

 この簡単な磁石の設置で、もしかすると大地震を事前にキャッチできるかもしれません。初めて全国規模の観測による詳細なデータ集積実験です。是非、皆さんも参加してみて下さい。(2003 02/19 07:30 更新)  


 ★参考サイト:サイト「石田研究所オンライン」
 ANS観測網主旨説明 http://www.ailab7.com/ans.html
    石田 昭氏:工学博士/元・名古屋工業大学土木工学科主任教授。
      地震の原因について、定説プレート・テクトニクスによる弾性反発説
      に異を唱え、新説「解離水爆発説」を果敢に提唱中。2002年03月、
      地震予知に取り組んだサイトを設立。石田氏の理念は、“私は地震
      学者ではないが、もう任せてなどいられない。皆んなで考えよう!”
      “短期予知はできる。長期予測の意味は薄い”“大地震は予知でき
      る。小地震こそ難しい” ・・・など。


                   
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